Music2007_05

imgf7fdf688zik7zj.jpegRUSH

R30 (DVD)

RUSHのDVD「R30」

プログレの雄・RUSH30周年記念ライブとお宝映像がセットになったものなのだけど本当に凄かった・・・!

ライブの模様は書くまでも無く素晴らしく、途中のドラムソロなんかを見ていたら仕事の手が止まってしまったわよ。

3ピースっていいわよね。勿論何人いようが技術と意思の疎通は不可欠ではあるけど、一番シンプルで一番難しい気がするわ。30年同じメンバーで続いているというのは、これほどの信頼感と情熱と愛があるからなのだと画面を通じて感じたの。

でも最大の見どころはツアー中のインタビューよ!

日本と違って海外のインタビュアーは質問がきついわ。今回のツアーで利益はどのくらい出そうかとか、アルバムを制作しても売れそうかとか・・・とにかく容赦がないの。ボーカルベースのゲディー氏は過酷なツアー中疲れた顔をしながらもてきぱきと答え、途中の失礼な問いにむっとしつつも真摯に対応していたわよ!これぞ真のプロフェッショナルだわ!

日本のアーティストに足りない点のひとつでもあるわね。この姿に学んで、ピポ子もあと40年は頑張らなくちゃ・・・!

img37378a0azikazj.jpegレイチェル・ヤマガタ

ハンプスタンス

この1曲ですべて完結しちゃってるわ・・・そんな風に思えるアルバムがあるの。それはレイチェル・ヤマガタ嬢のアルバム「ハンプスタンス」の2曲目「ウォーン・ミー・ダウン」

とにかく出だしのピアノが恐ろしく格好良いの!しかも丁度よいハスキーさ・・・。彼女がピアノを弾き歌っているのだけど今まで聞いた事の無いような薄暗さと強さと美しさが全面から押し寄せてくるう!ピポ子は基本的に異性間の愛だの恋だのを直接的に歌われるとひいてしまうのだけど、この人は別格よ。

恋に甘え、嫉妬し、破れて・・・また立ち上がる・・・ある意味ど根性ね!根性といえば、シカゴのバンド・バンプスに参加した彼女はアンプから吐き出される爆音に負けじと戦い、ボーカルのスキルを磨いていったそうよ・・・実は私も同じ経験があって、爆音に対抗出来なければボーカルじゃない!と思い練習してたわ。

良くも悪くもこのスタイルが今の自分を作っているのだけど。レイチェルさん、あなたの描き出す愛と痛み・・・そして真っ直ぐな思いは充分伝わってますわ!これからも甘くないラブソングを作ってね!!

Music Review

2007 5
RUSH / R30
レイチェル・ヤマガタ / ハンプスタンス

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